ハーブと聞いてやはり一番に頭に浮かぶのはミントでしょうか。鼻腔を抜けていく清々しい香り。バニラアイスの横にちょこんといて「なにこれ食べれるの?」と母に尋ねたのを覚えてます。思えば、私が小さい頃よりもたくさんのハーブが周りにあるような気がします。

タイム、オレガノ、ローズマリー、カモミール、ローリエ。

ああ、パセルやコリアンダーも広義な意味でそうなんですね。

スーパーで簡単に購入することができますし、スパイスとして使うことでカレーやスープや炒め物がすごく美味しくなることもいつしか知りました。

料理の香りづけ、保存料、香料、いろいろな使い道がありますがどちらかと言えば脇で主役を支えてくれるイメージが強いです。

今回はそんなハーブにスポットを当ててみました。

神奈川県川崎市に「犬と人のハーブ屋さんPEA TEA PUU」というお店があります。

ハーブティーを楽しむ際の爽やかさ、美味しさ、喜びだけでなく健康維持のパートナーとしての“ハーブ”をもっと知ってもらいお客様に心も身体も綺麗になってほしい。

そんな志を掲げて営業されております。

なぜ、ハーブなのか。

なぜ、ワンちゃんにもハーブがいいのか。

そんな疑問を持ちつつPEA TEA PUU代表の“斉藤まこ”さんにお話をお伺いしてきました。

【ハーブは気持ちを洗ってくれる】

*– すごいいい香りですね。

斉藤さん「ああ、良かった。そう言ってくれて」

お店のドアを開けた瞬間に良い香りが広がります。

気分が高揚して自然と挨拶の声が大きくなります。

*– ハーブの香りもそうですが、このお部屋自体がとても居心地がいいですね。

斉藤さん「犬がバッティングしないようにサロンは予約制にしています。でも、いまのご時世、注文はほとんどがインターネット販売ですね。ご近所の方は井戸端会議をしに来たりしてますけどね」

ご近所の方の気持ちもわかりますね。

お話しをお伺いに来た榎本の鼻づまりを気にして、何も言わずに鼻通りを良くするハーブティーを出してくれるお気遣いもさすがです。斉藤さんの人柄も合わせて空間がすごく素敵です。

【私でもできるかもしれない】

*– まずは単純な疑問なのですが、ワンちゃんはハーブが好きですか?

斉藤さん「ワンちゃんはハーブを好みます。最初は慣れずに嫌がることもありますが、飼い主さまが数日頑張ってくだされば、ほとんどの子が食べれるようになります。パウダーを犬ご飯にかけて頂いてもいいですし、ハーブティーにしてお茶漬けご飯にするのもオススメです。不足しがちなワンちゃんの水分補給にも一役かってくれます」

*‐ ハーブをワンちゃんに与えるとどんな違いがでますか。

斉藤さん「ワンちゃんはライフサイクルが短いので、わりと早く変化が現れます。毛艶が良くなり、血液の数値もよくなってきます。そしてなにより元気になってくれます。季節の変わり目や狂犬病予防やフィラリアの季節に合わせてハーブを与えて頂くと免疫力があがって体調を崩しにくくなります」

*– 未病という意味だと健康に長生きしてもらうことが大切ですよね。

斉藤さん「そうですね。正直言うと人間と同じでワンちゃんの寿命は計り知れません。酷い生活をしていても長く生きてくれる子もいれば、どれだけ健康に気を使っていても早くに虹の橋を渡ってしまう子もいます。健康寿命については食生活、睡眠、運動、そしてマインドが大きく関わってくると思います」

*– ハーブは飼い主さんとワンちゃんが同じものを飲んで、同じ時間を共有できるのがいいなぁ、と思います。

斉藤さん「手作りご飯やトッピングをするには時間が足りないという飼い主さんもたくさんいらっしゃると思います。ですが一緒にハーブティーを飲むだけなら私にもできるかもしれない。そんな風に思ってほしいです。普段の暮らしに気軽に、ワンちゃんと一緒に楽しく取り入れてほしいですね」

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