「犬が人と暮らしを共にすることとなるその起源となった犬種」と言われる程の永い歴史を持つ犬。それがサルーキ。何といってもすらりと長い四肢に、引き締まった筋肉質なボディ。そして絹の様な美しい被毛が風に靡く優美な姿が人々を魅了する最大のポイント!!
「サルーキ」と聞いて誰もがイメージする姿は、前肢を重ねて誇り高く椅子に座るトレビア〜ン!な姿ではないだろうか?
では果たして、実際サルーキと生活してみるとどうなのか?

最古の歴史を持つ飼育犬!本に載ってないサルーキの生態

モデル犬として取り上げるのは、我が家の2頭のサルーキ・愛寿&ルーチェ。
森で暮らす2頭の自然児サルーキなので、本どころか都市で暮らすサルーキとも更に異なる生態だと思っていただいた方が良いかもしれません。
もしも都会のサルーキさんのイメージを崩してしまったならゴメンナサイ。それでは、サルーキの古く永い歴史を辿りながら、我が家の森犬サルーキ、愛寿&ルーチェの生態ならぬ実態を交えて、私の愛する「サルーキ」という犬種についてお伝えして行きましょう。

【サルーキ】

飼い主は見た!犬猫生態図鑑 サルーキ前編2 | Fanimal(ファニマル)

●原産国 中東

●FCIスタンダードによるグループ(用途)は10Gサイトハウンド
サイトハウンドと呼ばれる視力と走力を使って獲物を追跡・捕獲する狩猟犬

●体高58〜71cm 雄より雌の方が小さめ

●体重 指定なし 平均的に20〜25㎏

●毛色 如何なる色・組み合わせでも良い ただし、ブリンドルは好ましくない
人気の色は黒色系の毛に灰色系や赤色系が混ざった混合色のグリズルやホワイト系

●被毛 スムースとバラエティー
直毛の短毛が身体全体を覆い、耳・背中・脚・尾は羽根飾りの様な直毛のフェザリング

●外貌 バランスのとれた身体に真っすぐに程よく長い前肢と弓型で外に広がらない後肢
自然なカーブを描く羽飾り状の被毛に覆われた尻尾が特徴的

【サルーキの歴史】

飼い主は見た!犬猫生態図鑑 サルーキ前編3 | Fanimal(ファニマル)

オオカミから分かれ、最も古い時代に飼育犬となったと言われる犬種で、聖書に出てくる「犬」と言えばサルーキを指すとも言われる。また、紀元前2100年頃のエジプトの古代墳墓からも発見されている。

5000〜6000年前から「ロイヤル・ドッグ・オブ・エジプト」と呼ばれるエジプト王家の犬として飼われ、イスラム文化では犬は不条な生物とされているにも拘らず、アラビア文化では他の犬とは異なる地位を得ており、人と共に屋根の下での生活を許されていた唯一の犬種。

「クレオパトラが愛した犬」とも呼ばれている。

サルーキという名前の由来は諸説あり、アラビア古語の「アラー神より授かりしもの」という意味を持ち、神聖なものとして大切にされて来たとされる説と、古代アラブにあった地名「サルク」に由来するとする説がある。

視覚が優れていることに加え、狩猟本能、集中力、忍耐力、そして全犬種中最速であることから狩猟犬として飼育されることとなる。
時速70km以上で走ることが出来ると言われている。

遊牧民と共に暮らし、サハラ砂漠からカスピ海まで、数千年の間砂漠の中東全域を旅した歴史があることから、地域によって体格や毛色が異なる。

【サルーキの特徴と性格】

〜知的でプライドの高い性格にあわせたしつけが必要〜

学習能力は高いが単純な反復訓練では飽きてしまうため、様々なバリエーションを組み合わせながらの短時間学習が必要。
敏感かつ知的でプライドが高い。
普段は大人しく、理由もなく吠えることはない。そのため子供とも良い関係を築くことが出来るが、物静かな時間を必要とすることも理解して飼育しなくてはならない。
人見知りをし、他者と不用意に関わり合わない様身構える性質がある。飼い主にしか懐かないと言われることもある。

 

【サルーキの健康・病気】

原種に近い犬種のため、非常に頑健な犬種と言われている。
細身の身体であることから、麻酔には注意が必要。
垂れ耳のため、耳の病気には注意が必要。
皮膚疾患。床擦れに注意が必要。
暑さにも寒さにも弱い。
性格上、ストレスを溜めない様に日々の適度なスキンシップが必要。
寿命12〜14年

 

【サルーキのグルーミング】

日々の耳のチェックとお手入れが必要。
耳・尾などのフェザリング部分のブラッシングが必要。
耳裏と指間の飾り毛に毛玉が出来やすい。
体臭は少ない。

 

【サルーキの食事】

偏食をしやすいため、栄養の摂取方法に工夫が必要。

 

後編につづく>>

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