
ペットはどんな時にストレスを感じているの?
今回はペットのストレスについて書いていこうと思います。
ペットを飼われている方は沢山いらっしゃると思います。ワンちゃんがいる、ネコちゃんがいるという方、他にも爬虫類や亀・ウサギ・ヘビなど、さまざまなペットを飼ってらっしゃる方がいますよね。
そんな中、やはり人間同様ペットにもストレスがあります。そのストレスが原因で、体調を崩したり、情緒不安定になり、治療しなくてはいけなくなるケースも多々見られます。ただ、ストレスと一口で言っても、様々な原因があります。いくつか紹介していきたいと思います。
●肉体的ストレス
これは、空腹だったり、喉の渇き、気温の変化、痛み、運動不足、又は過度の運動などによるものです。
●環境からくるストレス
引っ越しなどによる環境の変化、騒音、落ち着ける場所がない、生活圏に脅威となる存在が居るなどというものです。
●飼い主との関係からくるストレス
過度の要求をされる、散歩の時に無理に引っ張られる、飼い主さんが好き過ぎるなどによるものです。
●その他
恐怖体験、孤独(お留守番)、一時的な興奮状態(来客)などによるものです。
じゃあ、そのストレスが溜まっていくのを放っておいたらどうなるの??
答えは、人間と一緒で病気になります。免疫力が低下し、体に不調をきたしします。私たち人間が、些細なことがストレスになるのと同じように、ペットだって常にストレスにさらされています。
私たちがストレスが溜まった時、息抜きで遊びに行ったり、カラオケに行ったりするのと同じように、そのペットに応じた息抜きが必要となるわけです。
では、ストレスが溜まったペットはどのような行動をするの??
幾つか、具体例を挙げていきたいと思います。
・うめく、くんくん鳴く、キーキー鳴く、叫ぶ、うなる、シャーという威嚇音を出す、吠える。
・体の一部を異常に舐める、咬むようになる、引っ搔くようになる。
・頻繁に姿勢を変える、落ち着かない、転がる、身悶えする、尾を振る、蹴る、尻尾を追い掛け回す。
・呼吸の乱れ(呼吸が浅くなる・呼吸が速くなる)
・筋肉の緊張、痙攣、ひきつけ、震え、いきみ
・うつ状態、寝なくなる、隠れたがる、積極的に動かなくなる、飼い主さんの傍を離れようとしない。
上記の様な行動が多くなったら、それはペットのSOSのサインです。
もし、皆さんのペットで、上記の例の様に、急に攻撃的になったり、怯えるようになったり、普段と違う行動を取ったり、急に固まってしまうなど、『あれ、いつもと違うな??』と思ったら、獣医さんに相談してください。
ペットは人間と違って言葉が話せません。話せないからこそ、飼い主である私たち人間が普段からスキンシップを取ったり、信頼関係を築いている事によって早期発見が出来るのです。
いつも元気や癒しをくれるペットに長生きしてもらうには、飼い主である私たちが日頃からきちんと観察をし、愛情を注いであげる事が必要になってくるのではないかと思います。
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